短尺ボルトと注入材の組合せで先行地山改良を確実に実施
注入式フォアポーリング
トンネル切羽 天端対策工法(後挿入/自穿孔)
山岳(NATM)トンネル掘削時の地山補強・安定対策工法です。短尺のボルト(後挿入式/自穿孔式)と注入材を組合せて先行地山改良を効率良く実施できます。支保工位置毎に施工するため、切羽周辺地山を重点的に改良する事が可能です。
Product Description
商品説明
■注入式フォアポーリングの位置付け
注入式フォアポーリングは支保工上に先行削孔を行い、後挿入ボルト(中空ボルト)を挿入し、口元コーキングを行った後に薬液注入を行うのが一般的です。先行削孔時に孔壁が自立しない場合は、ビットを装着した自穿孔ボルトを使用して打設を行います。
■特 徴
¶ 簡便なシステム
後挿入式は、軽量なIFボルト(中空ボルト)を使用し、注入アダプターを装着する事で簡単に注入を行う事ができます。
¶ 地山や用途に合わせたラインナップ
後挿入式は、IFボルト、スリット付IFボルト、GFRPボルトの3種類、長さは2~4mまで対応可能です。
自穿孔ボルトも含めてウレタン系、セメント系に対応可能な注入アダプターを取付可能です。
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■施工手順
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スリット付中空ボルト
通常支保工上に挿入しますが、挿入角度が高く掘削断面から離隔が大きくなります。スリット付を採用する事で支保工下からの挿入が可能となり、天端の肌落ち抑制に有効です。
スリット部
天端付近に改良を行う目的でボルト挿入角度を15°にする事が可能です。端部にはスリットが入っており掘削断面内に入る端末部分の切削が可能です。
スリット位置は任意で設ける事ができ、現場状況に合わせた使い方ができます。特に地質が悪く肌落ち懸念のある場合には、低角度で連続施工をする事で改良範囲を確実に天端付近に形成する事が可能です。
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