フジモリ産業の設立は1951年。70年を超える歴史があります。これは長くお客様から信頼をいただいてきた証だと自負しています。私たちは「プラスチック」と「建材」というそれぞれが大きな市場を持つ事業をパラレルに展開し、景気変動に左右されず成長してきました。また、商社機能とメーカー機能を持ち、ほかにはベンチマークが見つからないユニークな企業でもあります。しかし、私たちはこうした事業のあり方をあらかじめ決めて目指したのではありません。現場で活躍する社員がお客様の声に真摯に向き合ってきた。自分たちがつくれるものはつくり、あるいは世界から調達し、お客様の要望を実現することに努め、その繰り返しによって実現した姿なのです。お客様や社会に新しい価値を提供するためには、私たち自身が変化する必要がありました。その姿勢にこそ、お客様の信頼をいただいてきたのではないかと考えています。今後は「プラスチック」と「建材」どちらの市場でもさらに積極的な新しい取り組みをすることで成長を続けていきます。

フジモリ産業が変わっていくためには、新しい価値観や生活スタイルなどの刺激が必要です。そこに、新卒採用に注力する私たちの思いもあります。若い皆さんには世の中をよく見て、会社のなかで「これはおかしい」と思うことを発言していただきたいのです。フジモリ産業では、皆が役職に関係なく「◯◯さん」と呼び合い、自由に意見を言います。その活発な意見の交わし合いのなかで、皆さんもまた成長していけるでしょう。もちろん、人財育成や人事制度という面でも綿密なサポートを行う環境は整っています。しかし、最も大切な学びは仕事の現場にあり、人がいきいきと成長できる風土にあると私たちは考えています。就職企業の選択においても、自分が何になるかを決めつけるよりも、長く自分の人生の時間をかけていける風土があるか、一緒に過ごせる仲間がいるかが大切なのではないでしょうか。そのなかで自分らしく育ち、自らがベンチマークになっていけばよいのだと思います。ですから皆さんには、自分の目でフジモリ産業の風土を確かめてほしい、先輩たちに会ってほしいと思います。互いに刺激し合える皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。