マイポンプに各種センサを設置、各孔へのモルタル充填量の可視化を実現しました。孔毎の充填量を管理できることで、ロックボルトの確実な施工確認が可能になります。

¶ 充填量自動計測

各種センサデータから、システムがマイポンプの運転状況を判断。自動でロックボルト孔毎のモルタル充填量を計測します。従来作業に加えて、「計測開始・終了」ボタンを押すだけで、準備・洗い作業を除いた孔毎の充填量計測が可能です。

¶ 高精度モルタル計測

液体・固体だけでなく、空気も混じるモルタルの計測は、非常に困難でした。外部電極タイプの電磁流量計を採用することで、ノイズの影響を抑え、さらに独自の演算方法を用意することで、マイポンプから吐出されるモルタルの計測を可能にしました。フロー値130㎜程度の硬い性状でも計測可能です。

¶ 帳票自動作成

取得データから、管理用の帳票が自動作成。孔毎の充填量が一目で分かるため、充填量の少ない孔の早期発見に役立ちます。引抜試験を行う基準に活かすと、従来に無かった管理方法が可能になり、ロックボルトの確実な施工管理に繋がります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※トンネル坑内のネットワークを利用し、帳票データをクラウドに外部出力可能です

¶ 管理容易な帳票

帳票は、施工開始・終了ボタンのタイミングを基準にしてノートPC内に自動保存されます。施工順にモルタル充填量と水使用量がグラフ形式で表示され、直感的に各孔での充填量の相対比較を行う事ができます。