共同住宅における重量床衝撃音の予測検討に利用できる目安表「大脇・山下式2021によるL数目安表」を発刊しました

建材 2026.3.19

フジモリ産業株式会社(代表取締役社長 久下典宏 本社:東京都新宿区)は、信州大学名誉教授山下恭弘監修のもと、株式会社熊谷組(取締役社長 上田真 本社:東京都新宿区)、泰成株式会社(代表取締役社長 清水雅弘 本社:長野県駒ヶ根市)、野原グループ株式会社(代表取締役社長 野原弘輔 本社:東京都新宿区)、万協株式会社(代表取締役社長 清水雅弘 本社:東京都品川区)、有限会社音研(代表取締役 石川義治 本社:埼玉県八潮市)と共同で、床衝撃音研究会編「大脇・山下式2021によるL数目安表」を発刊しましたのでお知らせします。


1.背景

  共同住宅の音環境について設計時に検討することは重要な項目の一つです。上階から下階に伝わることが多い床衝撃音は、比較的軽いものを落とした時や椅子を引きずったときに発生する軽量床衝撃音と、人が走り回ったりするときに発生する重量床衝撃音に分けられます。重量床衝撃音遮断性能は、概ね建物の構造によって決まるため、設計時に予測計算を行って検討する必要があります。

  床衝撃音研究会では、実務的な床衝撃音レベルの予測法に関する研究を行っており、2021年には解説書として「インピーダンス法による重量床衝撃音レベル予測計算法(改訂3版)」を発刊し、併せて表計算ソフトウェアで利用できる予測計算シートを公開しました。この解説書と予測計算シートは、おかげさまで多くの設計業務で利用いただいております。一方で、予測計算を行う場合には細かな仕様が定まっていない段階でも、予測計算シートに構造的な寸法などを詳細に入力する必要があります。このため、ご利用いただいている方から「重量床衝撃音遮断性能について、大まかな傾向が把握できるようにすることはできないか」とのご意見をいただいておりました。


2.概要

  発刊した「大脇・山下式2021によるL数目安表」は、居室の大きさやスラブ寸法などで設計時によく使われるような設定について、あらかじめ予測計算した重量床衝撃音遮断性能(L数)を一覧表にしたものです。予測計算は、最新のインピーダンス法による計算手法である「大脇・山下式2021」を用いています※。本目安表を用いることで、設計の初期段階で細かな寸法設定がない状態であっても、必要なスラブ厚さの目安を推定できます。また、重量床衝撃音遮断性能を予測計算する際の留意点を記載し、設計時の疑問に答える資料となっております。 ※床衝撃音研究会:インピーダンス法による重量床衝撃音レベル予測計算法(改訂3版)


【注意事項】

  L 数目安表は、基本設計段階で目標値と乖離したスラブ厚を避けるための目安を示すものです。床衝撃音遮断性能の設計目標値(L 数)をクリアしているかの判定は、設計図に基づいた条件で、大脇・山下式2021 の計算シートを用いて算出した結果で行ってください。L 数目安表で表示しているスラブ厚さは、床衝撃音対策として必要なスラブ厚さです。構造として必要なスラブ厚さとは異なりますのでご留意ください。

   本資料は電子書類(PDF)によるご提供となります。下記の関連資料からダウンロードしてお使いいただけます。 

 同様のPDFは、下記のウェブサイトからも入手できます。

  フジモリ産業株式会社    https://www.fujimori.co.jp/

  株式会社熊谷組       https://www.kumagaigumi.co.jp/

  泰成株式会社/万協株式会社 https://www.bankyofloor.com/

  野原グループ株式会社    https://nohara-inc.co.jp/

  有限会社音研        https://www.otoken.co.jp/


3.今後の展開

  共同住宅の床衝撃音に関する重要なツールとして位置付け、デベロッパーや設計事務所などに対して積極的に提案していく予定です。本資料をご覧になった方から忌憚のない評価・意見をいただき、より使いやすい資料を目指して今後も継続的に検討していく予定でおります。


【お問い合わせ先】

 フジモリ産業株式会社 建築営業統括部 構造資材課

 電話 03-5339-8540

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